スタミュが夢をくれた

せっかくだから言葉にして

今の鮮明な気持ちは残せなくとも、

それにつながる何かでも残しておきたいと思い書きます

 

 

 

 

 

スタミュ

本当にキラキラしていて

夢のような時間で、もうとんでもなく良かったです

 

私は1期が終わったころにはまりまして

そこで星谷くんの魅力にとりつかれた人でした

しばらく楽しんでから、

2期の間までは他の作品に没頭していたりもしたのですが、

2期がはじまったからと戻ってきても

決して色あせない、パワーアップしたスタミュの虜でした

 

 

 

そもそも3月中は鉄血のオルフェンズを観はじめまして

泣き続ける毎日でした

どうして、なんで、と、自分を責めることもできず

悶々と死や幸せについて考える日々でした

そう、てっとりばやく言うと病んでいました

 

しかも恐ろしいことに、

鉄血とスタミュに同一のキャストがかなりでていて

鉄血最終回の次の日にスタミュを観ても

「聞きおぼえがある声…」って泣いてしまうので

まだ観るのはやめよう、とそう思ってました

気持ちが落ち着いてから…そう、思ってたんですけど…

 

そんな中天花寺役の細谷さんの発表があり、

その頃改めて彼の演技が好きだと思っていた私は大ショックでした

 

 

これとても運命的だと思うのですが

その発表があった日がスタミュの放送日だったんですよね

スタミュ、みてみようかなあ」って

なって

 

しかもさらにすごくて

その日の回が丁度天花寺回だったんですよね

もう…

泣いて泣いて…

泣きました……

 

 

 

皆さんもそうだと思ってるんですが、

スタミュ2期の4話は相当すごかったですよね…?

後頭部をなぐられたような、

素晴らしい一連の流れで

私1話だけ観て2、3話みてなかったんですが

そんなの関係ないくらいの内容で

天花寺の言葉がすごく良くて良くて…。

 

2期の中でも核になるお話だったと思います。

役者の覚悟を知るとてもいいお話…

それから星谷くんのランバートの旅が始まってゆきます。

 

 

今思えば、あの2期の物語は、星谷くんが

あの舞台に立つための、ランバートになるための

(ひいては鳳樹に再会するための)

物語だったのかと思います。

星谷くんは誰が見てもMS科の中で一番のド素人で、

演劇の世界は厳しいし、彼の歩む道は険しいものだったと思います。

でも、たくさんの人が彼の中に輝きを見つけます。

その輝きをみんなに大切にしてもらって、もっと輝いていくのが星谷くんなのです。

 

彼が経験者でないハンデは、

その輝きと、

ランバートについて学ぶ旅でうまっていった気がしました。

役に入り込むタイプの彼は、

きっと役の気持ちを体験してそれを演技として出せる子で

だからこそ1話1話ランバートの気持ちを追体験して

学んでいった星谷くんはランバートとして強かった。

 

大事な人たちからの”たからもの”をもらい、

役者の野心について考え

演じることに悩む友をはげまし

そして、あらためて、自分の光に出会います。

「一緒に舞台へ」と思える相手と舞台に立ちます。

 

 

 

最終回の鳳先輩との歌で

「なんだ、そのまんま二人のことじゃないか」

って思った方たくさんいると思うんですけど

だからこそ、星谷くんが強かったんですよね

彼にピッタリの役だった

はまり役、って誰にでもあるかと思うんですが

まさにそれで、

もう星谷くんで見せられたら他の人で考えられないような…

2期での彼がつまりにつまった役だったと思います。

 

素晴らしかった

 

言葉なんていらず、

今までの物語を観ていた人には誰にでもわかることだった

それが本当に良かった

 

 

 

 

 

私も、描くのが好きで、

だからそれなりに考えて作品を観ようとしてしまうのですが

もうスタミュの2期はそんな暇すらなくて

めちゃくちゃに面白くて夢中になった

 

 

 

1期ももちろん好きなのです、

でも、2期ときたらもう比べ物にならないくらいで…。

 

1期が序章にすぎなかったのか?くらいの

物語に見えたんですよね

 

作品としての感想?思ったことになるのですが

 

やはりアイドルものが盛んな昨今、

ミュージカルものと言えど

アイドル感を出すのは大事だったのかなと思います

だから1期はちょっとアイドルみがある。

だって興味をもってもらって観て貰わないと

何も始まらないもの。

でもその中にも描きたいものを入れてくれて、

1期は終わっていって…

 

 

結果たくさんのファンを得ました。

それによってなかったはずの2期が生まれたんです

 

そしてその2期で

ミュージカルに対しての本気を

ここまで見せつけてくれた、

そこが大好きなんです。

 

 

 

ミュミュの方もそうでした、

原作の歌をまじえて進行していくストーリー

アニメで観たものが

よりミュージカルとなって…目の前にあるんです

さらに…細かいことなのかもしれませんが

ペンライト全面禁止。

これが本当によかった

ライブでもコンサートでもない

ミュージカルを本気でやりますって言ってるようで

もちろん中身もすっごく良くて。

 

劇場でペンライトを振る事が

ひろまり始めたころに観劇をたくさん

行ってた人間なのですが、

どの役者さんも

「まさか劇場でペンライトをみるなんて」

とか

「時代が変わったなあ」

なんて皮肉った感じで言っていて

あんまり良くは思われてないなあと感じたことがありました。

 

 

まあ、歌だからって許可も得ずに勝手に振っちゃう

お客さんが増えてきちゃったんですよね、

だから、

「じゃあもういっそ公式でOKにしちゃうか」

(大事なところで振られたら困るので振るところを

最初から指定してしまうという意図で)

みたいな妥協案ができてたのが

観客側としてはなんだか申し訳なかった。

 

 

ですので、勝手な意見なのですが

ペンライトを振ることに気乗りがしませんでした。

みゅみゅでも振るのかな~と思っていたら

禁止だったので、これは期待できるな

と思っていたら案の定その通りで、

すごく良かった。

 

(今のペンライト文化を否定したいわけではないのであしからず)

(アイドルものにはぴったりだと思いますし)

 

 

ミュージカル版も最高だったところで、

2期アニメもまた最高でした。

 

 

ミュージカルアニメを最大限に発揮して…

シャドウ&ライツの作り込みにもう

拍手拍手でした~

普通に演目といて観たい…!とっても観たい!

 

また、1期で描かれなかったキャラクターを

たくさん描いてくれて…

 

1期では描写が不可能だった深い所を

流石2期!という感じで

あ~それそれ…と唸るように描いてくれました

 

 

天花寺がやはり違う世界に生きているところ、

卯川ちゃんが自分は…と悩むところ、

空閑や虎石の「本気」

オーディションや舞台に立つということの意味

つらさ、おもしろさ、すばらしさ。

 

 

一筋縄ではいかない厳しい世界で

それでも輝こうと頑張る高校生が

もう眩しくて眩しくて…素敵で。

ミュージカルや舞台が好きな人も

満足できるないようだったんじゃないんでしょうか…

最後のGiftもほんっとにほんとに素晴らしくて

無我夢中で泣いて観ました

 

最後の星谷くんの怪我での一連の出来事を

「少し甘いのでは」

という意見もみました

 

それも一理あると思います。

本来なら降ろすべきです。

でもしなかった。

 

「アニメだから」とか

「フィクションだから」

って言ってしまえばそれまでなんですが、

あれはもう作品性に帰属すると思います。

 

スタミュだから」です

 

 

スタミュは必ずハッピーエンドをくれます

夢をみせてくれます

2期は現実的なことも描きました

それもまた良かったです、

ですが、夢を捨てることはしなかった

 

「夢を諦める方法なんて知らない」

は、星谷の言葉であり

スタミュのテーマかなと思うところがあります。

 

 

夢がある人は頑張ります

たくさんたくさん頑張って

やっぱり自分の才能に泣いたり

他の人を見て歪んだりします。

みんな成功するわけじゃありません。

むしろ悩んでいる人の方が多いと思います。

私もそうです、全然うまくいきません。

 

 

 

だからこそ、夢をみたかった

星谷くんに夢をかなえてほしかった。

そしてそれを自分の力にもしたかったです。

 

 

嘘でもフィクションでも物語でもいいから

「諦めなければ夢がかなうかもしれない」

をこの目でみたかった。

だから、

私はこのスタミュが大好きなのだと思います。

 

 

 

この世の作品には必ず、

「あう」、「あわない」が存在すると思います。

私にこのスタミュという物語はぴったりはまったのです。

希望とか、光とか、

スタミュの登場人物が星谷からもらったものを

私はスタミュからもらった。

だから、星谷くんを、スタミュを私は応援したいです。

 

 

決してスタミュは現実をつきつけるような話ではなく、

ハッピーエンドを迎えてくれる、

強い光の物語です。

 

だからもうあのラストがまぶしくてすごくて

涙がとまならかった

誰もが望んだステージに星谷くんが立ってくれている

それがどうしようもなく嬉しいのです。

(書きながらめっちゃ泣いてる)

 

 

星谷くんと、鳳先輩の出会いからスタミュははじまり、

そしてその出会いがまたいくつもの出会いをうみ、

あのミュージカルを完成させました

誰が欠けても完成しなかった。

その原点こそが星谷くんと鳳先輩なのです。

 

その原点の二人がやっとまた巡り合えて

二人が望んだ舞台に立つこの、

素晴らしさ…!

あの共演を止められる人なんて誰もいなかった。

だってみんなみんな、

あの二人のおかげであそこに立っているんだもの。

(二人が大好きな私のいきすぎた解釈というのはあるかもしれませんが)

 

 

さらに最後、

星谷くんに月皇がこう聞きます

「どうだ、夢をかなえた気分は?」

 

 

「変わらない。不思議だけど今までと同じで…

ううん、それよりずっとわくわくしてる!

もっともっと前へ進みたくてウズウズしてる!」

 

 

これです…

決して「憧れの人」との共演を

鳳先輩と舞台にたつことを

ゴールとしていない、

むしろスタートにしているようなこの言葉。

そもそもここがかつての揚羽と違っていたんですよね。

(もちろん今の揚羽もうずうずしていると思います。)

 

憧れの人のように観客を魅了したい星谷くんは、

「あの人と舞台に」という

ランバートと同じ気持ちをみつけて、

そして憧れの人と舞台にたつのです。

ランバートとアレクシスの物語がここから

再スタートしたように、

鳳先輩と星谷の物語も

またここから新しいスタートをきりますよね。

 

 

「夢がかなってよかった」

という終わりに決してしなかったのが

流石だなあと思いました。

これから先、星谷くんはたくさんのひとを

その輝きで花で、魅了していくのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

とにかく、

本当に私が欲しかったものが、

いえ欲しかった以上のものがそこにあって

すさまじかったです。

 

 

 

那雪のたからものとか、

戌峰くんとか、

南條くんとか、

まったく思うところがないと言えばうそになりますが…

でも、筋は通っていて、

素晴らしい大団円でした。

 

こんなに満たされた気持ちになったのは初めてです。

この感動を超える日ってくるかな…?と考えてしまうほど!

本当に本当によかった!

 

 

 

 

あーあ!

まずは友達みんなに見て貰いたいなあ!

 

 

 

スタミュに関わって作って下さった方

全員に感謝です

次回作もみたいです

輝きをありがとうスタミュ