『増田俊樹がテニミュ時代にした偉業について』

※好き勝手語っています

おてやわらかにお願いします

無駄に長いです

 

 

 

アイナナ更新分で八乙女楽が「過去は振り返るな」とか言ってるのに

増田の過去のことについて語ります

違うんです、良かったか というか

どれだけあの時の増田俊樹がすごかったか、が書きたいんです。

先日友人としみじみ語ったらしみじみ思いました。

 

 

当時私はまだ高校生で

テニミュに生かされる日々でした。

特に立海が大好きでした。

関東大会決勝の舞台はリアルタイムで公演は見れなかったものの、

まだ全国立海がある!

決勝、最後の試合は絶対観にいこう!!!

テニミュのしめくくり、絶対この目で見なくては!と思っていました。

 

ですが少し問題がありました。

キャスト変更でした。

やはりずっと何度も繰り返し見た立海メンバーが

そのうち何人かですがいなくなって新しい誰かが入るのは不安だった

私も不安だけどみんなも不安だよね…そんなことを悶々と考える日々でした。

そんな中のキャスト発表、ジャンプSQ紙面インタビューで私は初めて増田俊樹をみました。

「あ、かっこいい」

舞台ビジュアルもかなりの完成度で私の中で幸村そのままでした。

テニス経験者ということもあってフォームもよさそう。

 

でも、でも、

大変だろうなあ…見た目はすっごくいいけど…

 

 

ちょっと状況の説明をすると、

増田俊樹がやることになった幸村精市はラスボス

中学テニス界最強の立海大付属中のトップ幸村なのです。

越前リョーマの最後の試合の相手なんです

この重圧。

 

あと、アニメ版の声優さんが女性で、

それでめちゃくちゃかっこいいので、

男性の演じる試合をしている幸村がとにかく想像できなかった。

よくも悪くもマンガ、アニメだからこそのキャラって感じで…

男の子だってわかってはいるんだけど

中性的だし、実在しなさそうなキャラすぎて、

実際の男の子が演じる幸村がどんなものかイメージできなかった。

特に、あつく試合をするところが想像つかなかったし、

未知の領域だった。

このわからなさ。

アニメのイメージがあるから、2.5次元俳優さんは大変だと思います。

アニメの声優さんに近付けて演じてくださる方もいるけど、

女性の声優さんの場合とっても難しい。

 

 

さらに、立海の旧メンバーは、

結構な実力者揃いで

バツグンの人気をほこってた仁王と柳生に、

演技も歌もうまい赤也に、

当時一番舞台に出て回数が多くて

「ミスターテニミュ」とまで呼ばれた真田副部長。

もうめっちゃ気が重い。

あとみんなポテンシャルとか演技に対するこう、こだわりとかもすごい

めっちゃやばい。

 

 

こんなめちゃくちゃ重要で気が重い役どころに

まったくの新人もってくるなんて正気か!?ってみんな思ったと思います。

私はめちゃくちゃ驚きました。

 

 

 

不安の中の全国立海夏。(全国立海は長いので2公演に別れています。夏前篇、冬後篇)

かっこよかった。

思ってた以上に幸村でした。

もっぱら真田VS手塚戦の感動で終えました。

ラストバトルの越前VS幸村戦はもちろん後篇なので

まだ試合してないので、おとなしい幸村…

闘志を秘めている感じがすごく良かった。

全体的にも常勝を掟とする立海にふさわしい全体的に低音の歌声がすンばらしかったのを覚えています。

 

 

で、テニミュにはバックステージ映像という

稽古や公演の裏側をうつしたDVDが付いてくるんですが

テニミュファンはこのために円盤を買うと言っても過言でもないほどメインな産物)

それを見るのもめっちゃこわかった

だって絶対和気あいあいしてないと思うもん。

結果は予想通りほとんど絡みなし。

新入りメンバー、旧メンバー同士のものはあったけれど、

新旧入り混じったものはほとんどなし。

一人先輩とダブルス組んでた子がいたからその子はあった気がする。

 

でも会って数カ月なわけだしまあしょうがない

しょうがないしょうがない

冬までには…冬までには…。

そう思っていたけれど、

もし無理でも仕方ないのかもしれないと心の中でちょっぴり思っていました。

 

だって、増田俊樹は幸村部長で

部長は部員をたばねるもので

幸村はその上最強で

 

でも演じているのは一人の新人の役者。

…なのに、何べんも何べんも舞台に立ってきた先輩を、

後輩として、部員として、自分の下に立つ者として

まとめる威厳をださなくちゃいけないんですもん。

も~~~~~めっちゃしんどい

しんどすぎる

しんどすぎるよ!!

 

 

この様々な重圧を考えたらもう頭パンクしそうで!!!!!

私が死にそうでした!

 

 

 

そして

全国立海

 

 

感想から言うと…

まあ流れ的にもちろん…

 

 

めっちゃよかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

死ぬほど良かった

幸村精市がそこにいた

本当に存在していた

 

歌も表情もパーフェクツだった

死ぬほどよかったんです

 

 

リョーマくんから五感を奪ってるときの、

増田のあの顔!今でも思い出せます

「幸村のテニス」って歌がすごい

もうめちゃくちゃ怖い。こんなのに勝てないって思う。

私の当時の目覚ましでした

怖くてとびおきる

 

最初からガンガン飛ばす低音

強弱もばっちり…

しかもうまい、

感情がめちゃくちゃにのった歌うたうんです

鳥肌しかたたない。

先輩の旧メンバーにもひけをとらない絶対的王者感

死ぬほどしびれる、こわい

あの怖さがあるんで最近のまっすーが歌ってるの聞いても

「本当に同一人物か!?!?」ってなるっていうか

 

声優さんになってなんとな~く演技力初期値になったのは

完全に舞台の演技と声優の演技が別物だって

彼がわかってるってことなんだなって最近思いました

また違うんです全然

俳優の増田と声優の増田

 

声もですが表情もめちゃくちゃよかった

表情からわかる当然の勝利を手に入れるだけという気迫。

しかも最近気づいたんですけど、

大事なところ瞬きしないんですよね…

ライトガンガンあたってる舞台上で

完全に幸村になってる増田がそこにいた…

 

いま、さわやか?かっこいい?

役多い気するんですけど、

あまりの魔王っぷりに

魔っすーとか言われてたんですよ…

すごい…(もうほんとすごい怖い)

 

 

最後、

幸村は、

テニスを楽しむ越前リョーマにまったく歯がたたなくなるんですけど

そこが、本当にもうすごくて、

 

なんで、なんでこの俺が返せないんだ?!

俺には勝利だけなのに!

って、余裕綽々だった幸村がめちゃくちゃ焦るんです

もうその様がまさにそれで

マンガと読むのとも

アニメをみているのとも、全くちがくて

本当に勝つことだけを信じて

それだけを全てとして生きてきた少年が

立海の掟、部員達の努力

全てを背負って立つ部長が

そこで負けそうになる姿があったんです

 

見るまで全く想像がつかなかった

負けたことのない勝利が全てと言い切る

最強のキャラクターが、

こうやって負けていくんだというところを

私は想像がつかなかった。

それを見せてくれたのが増田俊樹だったんです。

 

 

新人なんてとんでもない

いや新人なんだけど

まったくそう見えない

完璧に最強の幸村精市をやりきったんです

この姿には何度見ても感動する

 

 

 

先日、まっすーが当時かなり好きだったと語る友達と

深夜に話したんですよ、

「まっすーのおかげで幸村が好きになった」

って言ってました(なんか言葉違ったらごめん)

わかる。まっすーのおかげで幸村を理解できた。

他の人もきっとそう。

最強で魔王でどこか人外感のある

不確かなような幸村精市

私達に現実だと見せてくれたのは彼でした。

もう一生忘れない

何度何度彼の幸村を見てもどこをきりとっても完璧

ありがとう増田俊樹

あなたのおかげで私は何度でも幸村精市を好きになれる

 

 

以上が伝わったかわかりませんが

増田俊樹が成し遂げた偉業です

増田俊樹以外には成し遂げられなかった

増田俊樹なしではテニミュは終われなかった

 

「過去じゃなくて今をみろ」

って、ほんとうにその通りだと思います。

大事です。

でも、過去があって今があるのも確かです。

その過去に彼はものすごいことを成し遂げています

他愛ない懐古ババアの戯言だと思ってくれてもかまいません

一度舞台に立ってる俳優増田俊樹の舞台を見てください

最高なんで

今の顔とはまったく違ってより彼を好きになると思うので

彼によって何人のテニミュファンが感謝したか

幸村ファンが増えたかさだかではありません

もうめちゃくちゃすごかったです

私も部活引退するまで増田とおそろいでラケットのグリップ白でした

 

ありがとうテニミュ

ありがとう増田!

 

声優界でも偉業達成するの応援してます

 

 

 

しかし

「お前のような新人がいるか」

ってコメントで言われてた

本当にその通りだ

見つけ出したキャステンングのひとありがとうすげえ