言われておもったこと

 

 

ちょっと前に、衝撃的なことを言われた

 

「絵を真面目に描いてる人がかわいそうになるほど下手」

 

びっくりした。

 

 

 

 

 

言われてたのも、スレで、の話なんだけど、

なんで言われてるかわかったかっていうと、

 

そこでずっと言ってくれてる分には良かったのに

なんとその私の悪口が言われてるところを

わざわざスクショしてきて私にリプライで送ってきたのだった

 

内容としては、

まず「コイツ下手(なのにファボがついてる)」

から始まって、

絵の文句とか言われてた。

 

「なんでこんな絵でファボつくの?」

「見ている人は目がおかしいんじゃない?」

「(こんなんでファボとれたら)真面目に描いてる人がかわいそう」

 

という内容だった。

ショックをひとつも受けなかったと言ったらウソだけど、

(自分の絵がまだまへたくそだというのはわかってたから)

 

それよりも、こんなことを、

全然しらないひとに言ってしまえる人がいる、

っていう方がずっと驚いたしショッキングだった。

 

だって、この人私のこと知らないじゃん、

私がどんな思いで描いてきて

どんな挫折して

どんな状態で描いてきたか、知らないじゃん

 

なのに、言えちゃうんだ!って思った。

そこがめちゃくちゃ悲しかった。

私も、その人のこと知らないけど、

もしかしたら私より真面目に絵を描いて

頑張ってて、私よりずっとうまいのかもしれない。

 

それに、スレって場所は

見たい人が行く場所で

嫌なら見なきゃいいわけで、

それを私がたまたま見ただけだから、

なんとも言えないんだけどね…。

 

 

それでも、そんなこと言えちゃう人がいる、っていうのを知って

逆に興味がわいて

そのスレに行ってみた。

そしたら、もう想像を絶する世界だった。

 

1つのスレの記事?があって、それは2000くらいのコメントで

いっぱいになってしまうみたいなんだけど…

それが、大体1日でいっぱいになってた。

そして、大体1日中動いていた。

 

もう唖然とした。

1日中悪口みたいなこと言ってる人、こんなにいるの!?

ってなった。

もっと他にすることないの?って純粋に思ってしまった。

 

でも、たぶんそれが彼女らの「活動」で

彼女らのストレス発散の場で、もはや「趣味」になってるんだろう。

私も同人や漫画を描くのが「趣味」で「はけ口」でもあるから、

それと一緒なのかなあと、思った。

(いろいろ思うことがある人がいると思うけどあくまで私の見解)

 

 

私も好き勝手スレで言われてたし、

これも見たい人しか見ないとこだから好きに言ってしまうけど…

なんかもう最初はやめなよ、って思ったけど

それでもきっと辞めれないものなんだろうなと思った

だってきっとこれしかはけ口がなくてやることがないのかもしれない。

あそこでいろいろ話しているのが楽しいのかもしれない。

あそこでいろいろ話すことによって1日を頑張っていれるのかもしれない。

 

私からみたらビックリするような方法だけど…。

 

悪口というか、そんなこと言いたくなる気持ちは誰にでもあるしね

(何処 で、それを言うかが問題だとは思うけど)

 

 

…ね、

私も見なきゃいいわけだし。

 

 

でもこれだけは言いたい

「ネットにあげたんだから酷評も覚悟するべき」

みたいなことよく言うじゃん?

私はこれめっちゃ嫌い

これ、

「そんな格好してるんだから痴漢されてもしょうがない」

とほとんど一緒だよ。

アドバイスでもなんでもない悪口言ってくるやつが悪いのに、

なんでそれを「覚悟すべき」なんていうのか。

わからないな~~~~

 

 

特に同人なんて趣味なのに。

 

休みの日、ずっと原稿してるよ

なかなか遊びになんていかないし。

買いたいものとかもあるけど、

私は情けないながら全然稼いでないから、我慢だよ、

イベント代と印刷代で精いっぱいだよ(あとすこしの課金とか)

 

なんも犠牲にしてないわけじゃないよ、趣味だから、いいけど。

すきでやってるから、それで頑張れた方がリターンが大きくてやってるから、いいけど。

 

 

それくらいの気持ちで、見る人も見てほしいな、って思うのもわがままなのかなあ

 

 

マイペースに活動していきたいな

 

スタミュが夢をくれた

せっかくだから言葉にして

今の鮮明な気持ちは残せなくとも、

それにつながる何かでも残しておきたいと思い書きます

 

 

 

 

 

スタミュ

本当にキラキラしていて

夢のような時間で、もうとんでもなく良かったです

 

私は1期が終わったころにはまりまして

そこで星谷くんの魅力にとりつかれた人でした

しばらく楽しんでから、

2期の間までは他の作品に没頭していたりもしたのですが、

2期がはじまったからと戻ってきても

決して色あせない、パワーアップしたスタミュの虜でした

 

 

 

そもそも3月中は鉄血のオルフェンズを観はじめまして

泣き続ける毎日でした

どうして、なんで、と、自分を責めることもできず

悶々と死や幸せについて考える日々でした

そう、てっとりばやく言うと病んでいました

 

しかも恐ろしいことに、

鉄血とスタミュに同一のキャストがかなりでていて

鉄血最終回の次の日にスタミュを観ても

「聞きおぼえがある声…」って泣いてしまうので

まだ観るのはやめよう、とそう思ってました

気持ちが落ち着いてから…そう、思ってたんですけど…

 

そんな中天花寺役の細谷さんの発表があり、

その頃改めて彼の演技が好きだと思っていた私は大ショックでした

 

 

これとても運命的だと思うのですが

その発表があった日がスタミュの放送日だったんですよね

スタミュ、みてみようかなあ」って

なって

 

しかもさらにすごくて

その日の回が丁度天花寺回だったんですよね

もう…

泣いて泣いて…

泣きました……

 

 

 

皆さんもそうだと思ってるんですが、

スタミュ2期の4話は相当すごかったですよね…?

後頭部をなぐられたような、

素晴らしい一連の流れで

私1話だけ観て2、3話みてなかったんですが

そんなの関係ないくらいの内容で

天花寺の言葉がすごく良くて良くて…。

 

2期の中でも核になるお話だったと思います。

役者の覚悟を知るとてもいいお話…

それから星谷くんのランバートの旅が始まってゆきます。

 

 

今思えば、あの2期の物語は、星谷くんが

あの舞台に立つための、ランバートになるための

(ひいては鳳樹に再会するための)

物語だったのかと思います。

星谷くんは誰が見てもMS科の中で一番のド素人で、

演劇の世界は厳しいし、彼の歩む道は険しいものだったと思います。

でも、たくさんの人が彼の中に輝きを見つけます。

その輝きをみんなに大切にしてもらって、もっと輝いていくのが星谷くんなのです。

 

彼が経験者でないハンデは、

その輝きと、

ランバートについて学ぶ旅でうまっていった気がしました。

役に入り込むタイプの彼は、

きっと役の気持ちを体験してそれを演技として出せる子で

だからこそ1話1話ランバートの気持ちを追体験して

学んでいった星谷くんはランバートとして強かった。

 

大事な人たちからの”たからもの”をもらい、

役者の野心について考え

演じることに悩む友をはげまし

そして、あらためて、自分の光に出会います。

「一緒に舞台へ」と思える相手と舞台に立ちます。

 

 

 

最終回の鳳先輩との歌で

「なんだ、そのまんま二人のことじゃないか」

って思った方たくさんいると思うんですけど

だからこそ、星谷くんが強かったんですよね

彼にピッタリの役だった

はまり役、って誰にでもあるかと思うんですが

まさにそれで、

もう星谷くんで見せられたら他の人で考えられないような…

2期での彼がつまりにつまった役だったと思います。

 

素晴らしかった

 

言葉なんていらず、

今までの物語を観ていた人には誰にでもわかることだった

それが本当に良かった

 

 

 

 

 

私も、描くのが好きで、

だからそれなりに考えて作品を観ようとしてしまうのですが

もうスタミュの2期はそんな暇すらなくて

めちゃくちゃに面白くて夢中になった

 

 

 

1期ももちろん好きなのです、

でも、2期ときたらもう比べ物にならないくらいで…。

 

1期が序章にすぎなかったのか?くらいの

物語に見えたんですよね

 

作品としての感想?思ったことになるのですが

 

やはりアイドルものが盛んな昨今、

ミュージカルものと言えど

アイドル感を出すのは大事だったのかなと思います

だから1期はちょっとアイドルみがある。

だって興味をもってもらって観て貰わないと

何も始まらないもの。

でもその中にも描きたいものを入れてくれて、

1期は終わっていって…

 

 

結果たくさんのファンを得ました。

それによってなかったはずの2期が生まれたんです

 

そしてその2期で

ミュージカルに対しての本気を

ここまで見せつけてくれた、

そこが大好きなんです。

 

 

 

ミュミュの方もそうでした、

原作の歌をまじえて進行していくストーリー

アニメで観たものが

よりミュージカルとなって…目の前にあるんです

さらに…細かいことなのかもしれませんが

ペンライト全面禁止。

これが本当によかった

ライブでもコンサートでもない

ミュージカルを本気でやりますって言ってるようで

もちろん中身もすっごく良くて。

 

劇場でペンライトを振る事が

ひろまり始めたころに観劇をたくさん

行ってた人間なのですが、

どの役者さんも

「まさか劇場でペンライトをみるなんて」

とか

「時代が変わったなあ」

なんて皮肉った感じで言っていて

あんまり良くは思われてないなあと感じたことがありました。

 

 

まあ、歌だからって許可も得ずに勝手に振っちゃう

お客さんが増えてきちゃったんですよね、

だから、

「じゃあもういっそ公式でOKにしちゃうか」

(大事なところで振られたら困るので振るところを

最初から指定してしまうという意図で)

みたいな妥協案ができてたのが

観客側としてはなんだか申し訳なかった。

 

 

ですので、勝手な意見なのですが

ペンライトを振ることに気乗りがしませんでした。

みゅみゅでも振るのかな~と思っていたら

禁止だったので、これは期待できるな

と思っていたら案の定その通りで、

すごく良かった。

 

(今のペンライト文化を否定したいわけではないのであしからず)

(アイドルものにはぴったりだと思いますし)

 

 

ミュージカル版も最高だったところで、

2期アニメもまた最高でした。

 

 

ミュージカルアニメを最大限に発揮して…

シャドウ&ライツの作り込みにもう

拍手拍手でした~

普通に演目といて観たい…!とっても観たい!

 

また、1期で描かれなかったキャラクターを

たくさん描いてくれて…

 

1期では描写が不可能だった深い所を

流石2期!という感じで

あ~それそれ…と唸るように描いてくれました

 

 

天花寺がやはり違う世界に生きているところ、

卯川ちゃんが自分は…と悩むところ、

空閑や虎石の「本気」

オーディションや舞台に立つということの意味

つらさ、おもしろさ、すばらしさ。

 

 

一筋縄ではいかない厳しい世界で

それでも輝こうと頑張る高校生が

もう眩しくて眩しくて…素敵で。

ミュージカルや舞台が好きな人も

満足できるないようだったんじゃないんでしょうか…

最後のGiftもほんっとにほんとに素晴らしくて

無我夢中で泣いて観ました

 

最後の星谷くんの怪我での一連の出来事を

「少し甘いのでは」

という意見もみました

 

それも一理あると思います。

本来なら降ろすべきです。

でもしなかった。

 

「アニメだから」とか

「フィクションだから」

って言ってしまえばそれまでなんですが、

あれはもう作品性に帰属すると思います。

 

スタミュだから」です

 

 

スタミュは必ずハッピーエンドをくれます

夢をみせてくれます

2期は現実的なことも描きました

それもまた良かったです、

ですが、夢を捨てることはしなかった

 

「夢を諦める方法なんて知らない」

は、星谷の言葉であり

スタミュのテーマかなと思うところがあります。

 

 

夢がある人は頑張ります

たくさんたくさん頑張って

やっぱり自分の才能に泣いたり

他の人を見て歪んだりします。

みんな成功するわけじゃありません。

むしろ悩んでいる人の方が多いと思います。

私もそうです、全然うまくいきません。

 

 

 

だからこそ、夢をみたかった

星谷くんに夢をかなえてほしかった。

そしてそれを自分の力にもしたかったです。

 

 

嘘でもフィクションでも物語でもいいから

「諦めなければ夢がかなうかもしれない」

をこの目でみたかった。

だから、

私はこのスタミュが大好きなのだと思います。

 

 

 

この世の作品には必ず、

「あう」、「あわない」が存在すると思います。

私にこのスタミュという物語はぴったりはまったのです。

希望とか、光とか、

スタミュの登場人物が星谷からもらったものを

私はスタミュからもらった。

だから、星谷くんを、スタミュを私は応援したいです。

 

 

決してスタミュは現実をつきつけるような話ではなく、

ハッピーエンドを迎えてくれる、

強い光の物語です。

 

だからもうあのラストがまぶしくてすごくて

涙がとまならかった

誰もが望んだステージに星谷くんが立ってくれている

それがどうしようもなく嬉しいのです。

(書きながらめっちゃ泣いてる)

 

 

星谷くんと、鳳先輩の出会いからスタミュははじまり、

そしてその出会いがまたいくつもの出会いをうみ、

あのミュージカルを完成させました

誰が欠けても完成しなかった。

その原点こそが星谷くんと鳳先輩なのです。

 

その原点の二人がやっとまた巡り合えて

二人が望んだ舞台に立つこの、

素晴らしさ…!

あの共演を止められる人なんて誰もいなかった。

だってみんなみんな、

あの二人のおかげであそこに立っているんだもの。

(二人が大好きな私のいきすぎた解釈というのはあるかもしれませんが)

 

 

さらに最後、

星谷くんに月皇がこう聞きます

「どうだ、夢をかなえた気分は?」

 

 

「変わらない。不思議だけど今までと同じで…

ううん、それよりずっとわくわくしてる!

もっともっと前へ進みたくてウズウズしてる!」

 

 

これです…

決して「憧れの人」との共演を

鳳先輩と舞台にたつことを

ゴールとしていない、

むしろスタートにしているようなこの言葉。

そもそもここがかつての揚羽と違っていたんですよね。

(もちろん今の揚羽もうずうずしていると思います。)

 

憧れの人のように観客を魅了したい星谷くんは、

「あの人と舞台に」という

ランバートと同じ気持ちをみつけて、

そして憧れの人と舞台にたつのです。

ランバートとアレクシスの物語がここから

再スタートしたように、

鳳先輩と星谷の物語も

またここから新しいスタートをきりますよね。

 

 

「夢がかなってよかった」

という終わりに決してしなかったのが

流石だなあと思いました。

これから先、星谷くんはたくさんのひとを

その輝きで花で、魅了していくのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

とにかく、

本当に私が欲しかったものが、

いえ欲しかった以上のものがそこにあって

すさまじかったです。

 

 

 

那雪のたからものとか、

戌峰くんとか、

南條くんとか、

まったく思うところがないと言えばうそになりますが…

でも、筋は通っていて、

素晴らしい大団円でした。

 

こんなに満たされた気持ちになったのは初めてです。

この感動を超える日ってくるかな…?と考えてしまうほど!

本当に本当によかった!

 

 

 

 

あーあ!

まずは友達みんなに見て貰いたいなあ!

 

 

 

スタミュに関わって作って下さった方

全員に感謝です

次回作もみたいです

輝きをありがとうスタミュ

映画ダブルミンツ、と田中さんについて

ダブルミンツの感想をつらつらつらと

かな~~~り書きなぐりたい思いと

書いてもいいよ!っていうのをいただいたので

思ったことをたくさん書こうと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

※この文章は中村明日美子で人生変わって、

今も絵と漫画を明日美子のおかげで

描き続けてるような人間が書いていますので

かなり原作重視なのはご理解いただいてから

読んでもらえたらと思います。

 

※あと田中さんについてはほぼほぼはじめましてなのでよく彼のことを知りません

 

 

 

 

 

 

そもそも彼女の作品が大好きなのですが、

彼女の作品は彼女にしか描けない!ってところが好きなので

ありまして、あの得も言われぬ作品をほかの方には

表現できないとは思っています。

 

 

 

 

 

これは、「同級生」がアニメーションで映画化したときに

ひしひしと感じたことでもあって、

あの作品は商業BLとしては大成功の良作だと思っているのですが、

明日美子大好きの私からすると、

陰のあるキャラ という明日美子の魅力が感じられなくて

すこし残念だったなあと感じています。

 

 

 

 

 

ですが、映画とは原作があるものに関しては

「再構成するもの」であると考えているので、

また作者の手から離れて、また違う形になるわけなのです。

だから、文句をつけたいわけでなく、「私」に合わなかったのだなあと

 考えています。

 

 

 

 

…なんだか前置きがすんごく長くなっちゃったんですが、

ダブルミンツはどうかな~~??ってとこから始まるわけですよ、

 

私死ぬほど明日美子の漫画が好きで読み込んでいるので、

その場の雰囲気から匂い時の流れぜ~~んぶ想像できちゃってるんですよ

というか明日美子の漫画がそうさせるので

もう自分の中でダブルミンツの世界観ができまくちゃってて。

(もちろん他の作品もそうなんですが)

「Jの総て」に関しては自分で絵コンテ描いてたくらいに好きなんですよ

それくらい世界を想像させる原作なので、

やっぱまた再構成して映画として世界観を作るのは

きっととっても大変なんだろうなあと思います

 

 

そんなこと考えながら観させてもらって、

結果、今いろいろ考えて

思い返すと、

市川光央役の田中俊介さんがかなり世界を作ってくれてたのかなと思いました

今おもうとめっちゃくちゃ…

 

最初、会社での壱河光夫が描かれるんですけど、

こう、伸び をしていて、(すごく所帯じみた)

それが、ああ私がとらえてたミツオとちがうなーと。

それでもう映画は映画としてのとらえ方で始まってるなっていうのが

わかったのは良かったかもしれないです。

原作とは違う描き方だぞー!っていうかんじで。

 

ない会話があったり、

ある会話がなかったり、

ないシーンがあったり、

あるシーンがなかったり。

他にもさまざまで

 

何点かあげるなら、

女の死体の顔が見えなかったらよかったなとか

「わん」と言うときの顔は見えなくてよかったなとか

明日美子って無駄なコマなくて

わりと想像で見せてくので、

それをほぼ全部描かれてて

原作ファンからしたらその想像させる余地を残してほしかったかなあと

少し思いました

 

でもその余地をこう解釈して描きました!

っていうのがこの映画なんですよね

 

 

そうやっていろいろある中で、

田中さんのみつおくんがわりと目にとまるんですよ…

私の考えていたみつおでも、

明日美子の描いていたみつおでもなく…

田中さんが頑張って頑張って見つけ出して

演技してる、あのみつおくんが……

この子はどんな感情でこんなことしてるんだろう…って感じで。

殴るところも怖くって!

 

原作とは結構はっきり違うんですけど、

気持ちの一貫性なのかなんなのか…

貫き通してるところがあって、

見てて楽しかったです。

なかなかなチンピラ具合で。

(あとからボイメンのこの子かー!!!って気付いて

おどろきました…笑)

 

 

 

 

そうして観終わって色んな人のあれやこれや

見てましたら、

 

かなり田中さんに関してのことが目にとまって!

彼すごい気持ちで挑んでくれてたんだなあって

ははあ…ってなりました…

ブログタイトルすごい…ダブルミンツ愛て…

原画展にあったポスターにも

「広まれ!ダブルミンツの輪!」

ってあって

「そんなライトな作品じゃないだろ!笑」

って思ったんですけど、

そんなの関係なく一生懸命演じて頑張ったものを

とくかく多くの人に見つけて貰いたい!っていう

強い気持ちを感じました

 

 

その誇りとか覚悟とかもろもろが詰まったみつおだったからこそ

あそこまで引き付けるものがあったのだなあ…と思いました。

そうだよねえ、観て貰いたいよねえ

すごい頑張って演じた彼だけの「みつお」だもの。

 

 

あと!そうそう、

彼、彼すごいなあと思うんですけど、

完全に「BL」とか「同性愛もの」

っていうくくりで演じてない感じがしました。

男性同士のああいう作品って…わりと若い子がやって、

やらせてごめんね~~ってなるくらい

戸惑っちゃう子もでてくるし、ぎこちなくなったり、

するし、してもしょうがないよねえとか思っちゃうんですけど、

彼はそのケが全くなくて。

自分が思った通りにみつおを演じていてすごく素敵だと思いました

まっすぐな人なんですかね…。

 

彼は、たぶんあの二人の感情を、「恋愛」

としてとらえていなくて、

それとは違う形にしがたい名前にもできないものとして

扱って演じてたからなのかと思います。

絶妙なんですよね、

「愛しい」という目線ではミツオを見ていなくて…

でも確かに特別な存在で、

彼もわかってなくて、

最後にやっと片割れで、離れられない存在だと気づくような

絶妙な感情を演じてて…。

 

そりゃああんだけ役作りしなくちゃだわ…

ありがとう…

そういう名前のない感情が好きだから、ありがたい。

同級生は「恋愛」ぽさがあるけれど

ダブルミンツはそんなことあるようなないようなだから。

 

一緒に見た方は原作未読だったんですが、

「あれは恋愛とは違う気がして、なんととらえればよかったのでしょう」

って言ってて、そう!その通り!ってなりました

それを聞いたときは確かに分かりづらいかもなあと思ったんですけど、

それはわりと原作でも一緒で、

原作読んでも「この二人は特別な何かで結ばれている」

っていうことしかわからない感じがしますよね。

もちろん恋愛としてとらえるでも、

それは読んだ人の感覚なのでそれもそれで正解だと思ってます。

 

強いて言えば、

映画ではセックスシーンがほぼなかったので余計恋愛ともなんとも

とらえられないところがあって初めての人にはややこしいかなあ?と思いました。

 

ですが、こう、

名前のつかない感情関係に悩まされるのもまたすごいことなのか?とも。

 

 

 

もうひとつ、

原作だけだともう大好きでそのままを一身にうけとってしまって

なかなか考えてなかったことも、

それも映画をみていろいろ考えるようになりました。

 

ミツオに会いたくて危ないコトをしてしまうのかなあとか

こういう感情であんなことになったのかなあとか…

なんか映画観てる間はいろんな感情がまきおこってすごかったです。

 

 

 

 

全然原作には忠実ではないと思います

スタッフが、キャストが頑張って創り上げた

新約・ダブルミンツのような、

ふたりのミツオの精神がそのままの

別軸の、パラレルワールドダブルミンツって感じでした。

 

 

原作が大好きで大好きで仕方ない人にはすすめられないかもしれません。

ですが、田中さんが一生懸命考えて演じた、

「市川光央」に少しでも興味がある方、

またダブルミンツについて一考したい方は観てもいいかもしれません。

 

 

大好きな先生の大好きな作品をまた考えなおせて

私はわりと楽しかったです。

他にもいろいろ言いたいことあるのですが、この辺で。

 

 

 

ああ、あと音楽と佐伯さんがすこぶるよかったです。

あの音楽すきだなあ…佐伯さんの声がすきだなあ…

 

『増田俊樹がテニミュ時代にした偉業について』

※好き勝手語っています

おてやわらかにお願いします

無駄に長いです

 

 

 

アイナナ更新分で八乙女楽が「過去は振り返るな」とか言ってるのに

増田の過去のことについて語ります

違うんです、良かったか というか

どれだけあの時の増田俊樹がすごかったか、が書きたいんです。

先日友人としみじみ語ったらしみじみ思いました。

 

 

当時私はまだ高校生で

テニミュに生かされる日々でした。

特に立海が大好きでした。

関東大会決勝の舞台はリアルタイムで公演は見れなかったものの、

まだ全国立海がある!

決勝、最後の試合は絶対観にいこう!!!

テニミュのしめくくり、絶対この目で見なくては!と思っていました。

 

ですが少し問題がありました。

キャスト変更でした。

やはりずっと何度も繰り返し見た立海メンバーが

そのうち何人かですがいなくなって新しい誰かが入るのは不安だった

私も不安だけどみんなも不安だよね…そんなことを悶々と考える日々でした。

そんな中のキャスト発表、ジャンプSQ紙面インタビューで私は初めて増田俊樹をみました。

「あ、かっこいい」

舞台ビジュアルもかなりの完成度で私の中で幸村そのままでした。

テニス経験者ということもあってフォームもよさそう。

 

でも、でも、

大変だろうなあ…見た目はすっごくいいけど…

 

 

ちょっと状況の説明をすると、

増田俊樹がやることになった幸村精市はラスボス

中学テニス界最強の立海大付属中のトップ幸村なのです。

越前リョーマの最後の試合の相手なんです

この重圧。

 

あと、アニメ版の声優さんが女性で、

それでめちゃくちゃかっこいいので、

男性の演じる試合をしている幸村がとにかく想像できなかった。

よくも悪くもマンガ、アニメだからこそのキャラって感じで…

男の子だってわかってはいるんだけど

中性的だし、実在しなさそうなキャラすぎて、

実際の男の子が演じる幸村がどんなものかイメージできなかった。

特に、あつく試合をするところが想像つかなかったし、

未知の領域だった。

このわからなさ。

アニメのイメージがあるから、2.5次元俳優さんは大変だと思います。

アニメの声優さんに近付けて演じてくださる方もいるけど、

女性の声優さんの場合とっても難しい。

 

 

さらに、立海の旧メンバーは、

結構な実力者揃いで

バツグンの人気をほこってた仁王と柳生に、

演技も歌もうまい赤也に、

当時一番舞台に出て回数が多くて

「ミスターテニミュ」とまで呼ばれた真田副部長。

もうめっちゃ気が重い。

あとみんなポテンシャルとか演技に対するこう、こだわりとかもすごい

めっちゃやばい。

 

 

こんなめちゃくちゃ重要で気が重い役どころに

まったくの新人もってくるなんて正気か!?ってみんな思ったと思います。

私はめちゃくちゃ驚きました。

 

 

 

不安の中の全国立海夏。(全国立海は長いので2公演に別れています。夏前篇、冬後篇)

かっこよかった。

思ってた以上に幸村でした。

もっぱら真田VS手塚戦の感動で終えました。

ラストバトルの越前VS幸村戦はもちろん後篇なので

まだ試合してないので、おとなしい幸村…

闘志を秘めている感じがすごく良かった。

全体的にも常勝を掟とする立海にふさわしい全体的に低音の歌声がすンばらしかったのを覚えています。

 

 

で、テニミュにはバックステージ映像という

稽古や公演の裏側をうつしたDVDが付いてくるんですが

テニミュファンはこのために円盤を買うと言っても過言でもないほどメインな産物)

それを見るのもめっちゃこわかった

だって絶対和気あいあいしてないと思うもん。

結果は予想通りほとんど絡みなし。

新入りメンバー、旧メンバー同士のものはあったけれど、

新旧入り混じったものはほとんどなし。

一人先輩とダブルス組んでた子がいたからその子はあった気がする。

 

でも会って数カ月なわけだしまあしょうがない

しょうがないしょうがない

冬までには…冬までには…。

そう思っていたけれど、

もし無理でも仕方ないのかもしれないと心の中でちょっぴり思っていました。

 

だって、増田俊樹は幸村部長で

部長は部員をたばねるもので

幸村はその上最強で

 

でも演じているのは一人の新人の役者。

…なのに、何べんも何べんも舞台に立ってきた先輩を、

後輩として、部員として、自分の下に立つ者として

まとめる威厳をださなくちゃいけないんですもん。

も~~~~~めっちゃしんどい

しんどすぎる

しんどすぎるよ!!

 

 

この様々な重圧を考えたらもう頭パンクしそうで!!!!!

私が死にそうでした!

 

 

 

そして

全国立海

 

 

感想から言うと…

まあ流れ的にもちろん…

 

 

めっちゃよかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

死ぬほど良かった

幸村精市がそこにいた

本当に存在していた

 

歌も表情もパーフェクツだった

死ぬほどよかったんです

 

 

リョーマくんから五感を奪ってるときの、

増田のあの顔!今でも思い出せます

「幸村のテニス」って歌がすごい

もうめちゃくちゃ怖い。こんなのに勝てないって思う。

私の当時の目覚ましでした

怖くてとびおきる

 

最初からガンガン飛ばす低音

強弱もばっちり…

しかもうまい、

感情がめちゃくちゃにのった歌うたうんです

鳥肌しかたたない。

先輩の旧メンバーにもひけをとらない絶対的王者感

死ぬほどしびれる、こわい

あの怖さがあるんで最近のまっすーが歌ってるの聞いても

「本当に同一人物か!?!?」ってなるっていうか

 

声優さんになってなんとな~く演技力初期値になったのは

完全に舞台の演技と声優の演技が別物だって

彼がわかってるってことなんだなって最近思いました

また違うんです全然

俳優の増田と声優の増田

 

声もですが表情もめちゃくちゃよかった

表情からわかる当然の勝利を手に入れるだけという気迫。

しかも最近気づいたんですけど、

大事なところ瞬きしないんですよね…

ライトガンガンあたってる舞台上で

完全に幸村になってる増田がそこにいた…

 

いま、さわやか?かっこいい?

役多い気するんですけど、

あまりの魔王っぷりに

魔っすーとか言われてたんですよ…

すごい…(もうほんとすごい怖い)

 

 

最後、

幸村は、

テニスを楽しむ越前リョーマにまったく歯がたたなくなるんですけど

そこが、本当にもうすごくて、

 

なんで、なんでこの俺が返せないんだ?!

俺には勝利だけなのに!

って、余裕綽々だった幸村がめちゃくちゃ焦るんです

もうその様がまさにそれで

マンガと読むのとも

アニメをみているのとも、全くちがくて

本当に勝つことだけを信じて

それだけを全てとして生きてきた少年が

立海の掟、部員達の努力

全てを背負って立つ部長が

そこで負けそうになる姿があったんです

 

見るまで全く想像がつかなかった

負けたことのない勝利が全てと言い切る

最強のキャラクターが、

こうやって負けていくんだというところを

私は想像がつかなかった。

それを見せてくれたのが増田俊樹だったんです。

 

 

新人なんてとんでもない

いや新人なんだけど

まったくそう見えない

完璧に最強の幸村精市をやりきったんです

この姿には何度見ても感動する

 

 

 

先日、まっすーが当時かなり好きだったと語る友達と

深夜に話したんですよ、

「まっすーのおかげで幸村が好きになった」

って言ってました(なんか言葉違ったらごめん)

わかる。まっすーのおかげで幸村を理解できた。

他の人もきっとそう。

最強で魔王でどこか人外感のある

不確かなような幸村精市

私達に現実だと見せてくれたのは彼でした。

もう一生忘れない

何度何度彼の幸村を見てもどこをきりとっても完璧

ありがとう増田俊樹

あなたのおかげで私は何度でも幸村精市を好きになれる

 

 

以上が伝わったかわかりませんが

増田俊樹が成し遂げた偉業です

増田俊樹以外には成し遂げられなかった

増田俊樹なしではテニミュは終われなかった

 

「過去じゃなくて今をみろ」

って、ほんとうにその通りだと思います。

大事です。

でも、過去があって今があるのも確かです。

その過去に彼はものすごいことを成し遂げています

他愛ない懐古ババアの戯言だと思ってくれてもかまいません

一度舞台に立ってる俳優増田俊樹の舞台を見てください

最高なんで

今の顔とはまったく違ってより彼を好きになると思うので

彼によって何人のテニミュファンが感謝したか

幸村ファンが増えたかさだかではありません

もうめちゃくちゃすごかったです

私も部活引退するまで増田とおそろいでラケットのグリップ白でした

 

ありがとうテニミュ

ありがとう増田!

 

声優界でも偉業達成するの応援してます

 

 

 

しかし

「お前のような新人がいるか」

ってコメントで言われてた

本当にその通りだ

見つけ出したキャステンングのひとありがとうすげえ